2012年11月25日日曜日

「社会福祉士の取得が新たなスタート!」 (林晃市さん)


 みなさんこんにちは!私は網走の隣にある、大空町女満別というところに住む林 晃市と申します。今回「エッセイ書いてみないかい?」と誘われ、気軽に
「おれでいいんですか?いいっすよ!」
と軽い気持ちで引き受けたものの、「どんなことを書けばいいの?」と考えているうちに月日が経ち、期限切れに…。なかなかまとまらなかったのですが、自分が思ったことを素直に綴ってみようと思います。

-社会福祉士への憧れといま-

 仕事を始めて以降、「社会福祉士」という資格へ憧れを抱いていました。なぜって?それは、私にとって「この人すごいなぁ!」と感じる人物(刺激を受けた研修の講師・北海道で先進的な取り組みを実践していた方々など)が、これもたまたまかもしれませんが社会福祉士の資格を持っていたからです。
私としては、
「いつかおれも仲間入りしてやるぅ~!」
「資格を取って、一段上のレベルにアップしてやるぞ!」
なんて思いで勉強を重ねていました。(その他にもいやらしい話、給料が上がるかも!とか、保健師さんなどの方々と意見をぶつけ合うためには資格が必要!などと考えていたのも事実…。)

そして資格を取った今、私が当初夢見ていた1段のレベルアップ達成されたのでしょうか?
実感としての答えは“No!”です。

-社会福祉士となった自分に求められているもの-

 もちろん試験勉強等のおかげもあり、広く社会保障制度を意識したり、社会福祉援助技術を意識しながら、より専門的な関わりを心がけるなどプラスの面は多々あると感じています。ですが私自身が想い描いていた、「すごい人」にはなれていないし、仕事も以前よりもテキパキと問題解決に結び付けることができているか?と聞かれれば、今までと変わりなく、日々悩みながら過ぎているような状況です。

ですが、最近はそれも当然かな、と感じるようになりました。医師だって、弁護士だって資格を取った瞬間から急に人格や能力が変わるのではなく、日々努力や勉強を積み重ねた結果、高いレベルのパフォーマンスを発揮できるようになるのですよね。私が勝手に憧れていた諸先輩の方々だって、日々勉強・実践・失敗などを積み重ねながら、活動・実践を積み重ねた結果、私が感じた「この人すごいなぁ!」という人にまで成長できたのだと思うようになりました。

-いろいろな面で大きくなっていきたい-

介護支援専門員という仕事柄、病気・問題・悩みなどを抱えた方々のお話を聞く機会が多くなりました。少しでも目の前にいる方々に、より良い暮らしを送ってほしいと感じています。そのためには私自身が持っている引き出し(知識)を増やし、その方々に合ったコーディネート(安心して暮らせるサポート体制作り)が行えるようになることが必要。
また、いろんな流れからこの「社会福祉士」という資格を取り、せっかくスタートを切ったわけですから、少しでも「この人すごいなぁ」と感じた諸先輩の方々に近づきたいと今でも思っていますし、逆に足をひっぱってはいけないとも思うし、この世間一般ではマイナーなこの資格を広めたい・有名にしたいとも思っています。





「勉強を日々続ける」「行動を起こす」

飽きっぽくて、酒好きで、凡人な私が、今以上に皆さまへ良い支援を行い、結果として「この人すごいなぁ!」と感じていただける社会福祉士になるにはどうすればよいか。
私が出した答え、それはまず「勉強を日々続ける」ことです。
そこで「通信制大学」なんてことを始めました。
妻からの厳しい、鋭い目が光っていることや、レポートが山のようたまるので勉強を続けなければいけないこともあり、心地よいプレッシャーのもと何とか継続。
もちろん大変さもありますが「続ける」って本当に大きな力になると思います。私の場合、ヒラメキやセンスで急成長できるような天才タイプではありませんから、カメさんのようにコツコツ一歩ずつ前へゆっくり進むしかないとあきらめ?割り切って今後も勉強は一生続けたいと思います。(笑)

あともう一つ私に必要なこと、それは「行動を起こす」ということです。
そこに困っている人がいて、その対応に向けて何らかの行動を起こし続けていれば、そこに大きなチャンスが生まれ、大きな花となって返ってくるのではないか?と。
社会福祉士の知名度を高めるためには、お金にならないようなことも多々あると思います。が、実践を続けた結果、まわりまわって大きくなり、何かの形として帰ってくるのではと感じるのです。

−社会福祉士会員としてのこれから-

資格が仕事をしてくれるのではなく、最終的には「人」であり「自分」が仕事をするんですよね。資格を得たからといって人は急にレベルアップなんてしない。という結論が出ました(えっ?気づくの遅い??)。それと同時に資格に合格した今がゴールなのではなく、「これからがある意味私のスタートなのだ」と感じています。

私は昔から小心者であがり症なので、極力難しそうな役員や人前に出なければならないような役割はうつむき避けてきました。自ら考えて行動を起こすタイプではなく、他のひとがやったら自分も動く、というようなタイプでしょうか。こんな私なので急にはできませんが、自分の住んでいる地域で活躍されている方々、社会福祉士会オホーツク地区支部で活躍されている方々にさりげなく付いていき、引っ張られながら、私自身も世の中に必要とされている行動を起こし、私のテーマにもなっている「権利擁護」に向けた行動・つなぎ屋としての「ネットワーク作り」に向けた行動を会を通じて行っていきたいと思います。

こんな私ですが、お見知りおきを。
林 晃市(はやしこういち)さん 
高校卒業後福祉系の専門学校を卒業と同時に介護福祉士の資格し老人デイサービスに8年間勤務。(相談員5年,介護員3年)このデイサービスの経験で福祉に関する仕事のおもしろさや難しさを知り、自分なりに勉強も行い始めるようになる。その後介護支援専門員に合格。同法人の居宅介護支援事業所へ配属異動となる。平成19年社会福祉士試験に合格。現在ケアマネジャーとして満5年を迎え、社会福祉士ケアマネとしてさらなる飛躍に励んでいる。
07年入会 会員27957号 ぱあとなあ北海道登録 
介護支援専門員 介護福祉士

-こんな一面もご理解ください-
実は私って…、はっきりいって「凡人」です!とっても飽きっぽい3日坊主タイプですし、期限ギリギリになって「ヤバい!もっと早くからやっておけばよかった」と追い込まれないと動けないですし(汗)
今までに取り組んだチャレンジは数知れず。
ダイエットの為にと取り組んだランニングは、雨、飲み会、やっても体重がなかなか落ちない等さまざま障害にぶつかり、1カ月程度でダウン。今でもメタボなおなかが、ヒマラヤ山脈のように雄大な姿を見せていて、上からまっすぐに下界をのぞいても、足先など下界は姿が見えません…。

「日々人の記録はしているけど、自分の記録はつけたことがないなぁ。利用者のおばあちゃんも日記を書くことで自分のやるべきことがはっきりするって教えてくれたから、日記をつけよう!」と始めた日記書き。わざわざルーズリーフのノートを購入し、超大作を書く気満々で取り組んでみたものの、だんだん書く行が短くなっていき、1週間程度でダウン。今ではさみしげにルーズリーフノートが本棚の中に置いてあります。

「早起きは三文の得。夜はテレビも見たいしインターネットでいろいろ見たいし、お酒も飲みたいし、誘惑が多すぎる。朝なら集中して勉強できそう!」と始めた早起きして図書館で借りてきた本を読書するという取り組み。これは終わりも早かった…。3日目に鳴った携帯電話のバイブは、電光石火の早業でストップ!その後私は楽しい夢の世界へと再び誘われていきました…。

「お酒を飲むから、朝起きれないんだ。禁酒すれば、毎日すっきり目覚められるだろう!」と始めた禁酒も、5日目には手が震え始め?じゃなく、『週末なんだから少しぐらいご褒美としていいだろう』と心の悪魔がささやき始め、結局その後は毎晩の晩酌に逆戻り…。
これだけ見れば「おまえちゃんと仕事は続けているのか?」「どれだけ意思が弱いのよ…」と手厳しいお言葉が返ってきそう。
別にダメ人間自慢をしたくてこのようなことを書いたのではありませんが。。。(笑)

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