2012年11月25日日曜日

「他人の目を気にしよう!」(山崎章さん)


  • 皆さんこんにちは。お会いしたことの無い方、始めまして。道東脳神経外科病院の山崎です。
  • 突然ですが、私には秘密があります。実は、結構な「人見知り」なんです。研修会や会議では、武田学大先輩を目標に仕切っていますが、見た目とは裏腹に、心の中では「焦り」という闇が広がっています。自己紹介のコーナーは特に苦手で、即座に心拍数は2倍、血圧は確実に+50上昇し卒倒寸前です。あ、鼻血も良く出ます。・・・秘密なんだか、悩みなんだか、自慢なんだか分からなくなったので、このへんでやめておきます。
  •  さて、みなさんにも秘密や悩みがありますよね?私たちの仕事はある意味、悩むのも仕事のひとつです。仕事に煮詰まると、私はこの仕事に向いてるのかなーっと。考えることもあります。みなさんはどうですか?一度くらいは考えたことがあると思います。
  • 「相談援助職」は、他人の「価値観」「悩み」「不安」を素直に受け止められる懐の深い方こそ向いている。・・・という教科書的な意見はさて置き、私はきわめて感情的に行動していると反省しています。すぐ頭に血が上り、顔も目も真っ赤になり、記憶が飛びそうになります。またショックを受けやすいですし、感動しても悲しくてもよく泣きます。日々患者さん・ご家族と一喜一憂しています。
  • こんなことでは駄目だ!と思っていると、「あなたに向いている職業適性!!」というテストが目に飛び込んできました。おお!これは運命的な出会いかも!といつも通り大げさなリアクションをひと通りとってから、怖いもの見たさで、テストにトライしてみました。
  • えーっと、最初の質問は・・・『他人の指摘を素直に聞き入れられますか?』・・・頭ではそう思っても、何だって!!と思うからな・・・。「いいえ」だな。次の質問は・・・『いつも冷静でいられますか?』・・・いられないな・・・。「いいえ」にしよう。次は・・・『数学の虫食い問題は得意な方だ。』・・・む、虫!!蝿?蚊?う~ん虫は嫌いだ。・・・虫食い問題って・・・適性に関係あるのか?・・「いいえ」にしよう。などなど、質問をこなし、自分を嫌いになりかけたころ、質問が終わりました。
  • 気になる結果は・・・。向いてない職業は「道具や、機械を運転する仕事や活動」。例えば、セールスドライバー、園芸係員、農業など。・・・当たってる!運転は苦手だし、植物と向き合ってじっくり育てるというより、水をあげすぎて駄目にしてしまうタイプだし・・・。
  • お待ちかねの向いている職業は・・・。第1位「創造・美術」分野!?例えば、写真家・インテリアデザイナーなど・・・。カッコいい!!・・・ん?あれ・・・?ふ、福祉は!?と焦ったところ、「医療・福祉」の仕事は手堅く2位へランクイン。おお、今の仕事に向いていて良かった・・・と結果を鵜呑みにして胸を撫で下ろしました。
  •  このテストを通じて気がついたのは、職業に対する向き不向きっていうのは、自分が感じることではなく、他者評価によるものじゃないのかな?ということ。向いている職業があるはず!と思う気持ちも大切ですが、家族や友人、利用者や職場との関わりの中で、求められる自分を知り、自分の役割を果たすことがまずは重要であること。その上で、自己評価(職務としての努力)と他者評価(信頼や実績、つながり)が一致したときに初めて、自分はこの職業に向いている!と思えるのだろうなぁと。
  • 時々、子供の写真を携帯で撮るのですが、「創造・美術」適性のあるはずの私よりも、腕前は妻のほうが百倍センスがあります。そんな妻に、「センスないね。」と指摘されるのです。こんな時こそ、人の指摘を素直に受け入れるチャンスだ!と思うのと同時に、知らないだろうけど、写真撮影の才能は眠っているんだぞ。と心の中で強がってみる今日この頃です。完璧な相談援助職への道は遠いなぁ・・・・。
(次回は、相原純代さんにバトンタッチします)
山崎章(やまざき しょう)さん
04年入会。会員番号20276 
青森県野辺地町出身。 道都大学社会福祉学科を2000年3月に卒業し、網走脳神経外科病院(現/網走脳神経外科リハビリテーション病院)へ就職。
2006年 道東脳神経外科(現/道東脳神経外科病院)へ転勤、現在に至ります。

オホーツク管内の地域連携を担う、オホーツク脳卒中地域連携パスの事務局、北見市認知症の人と家族の会(よりそいの会)の事務局も担当されています。
5月8日の読売新聞北海道版50周年記念号の「若い力で北海道を担う北海道の6人」に選ばれ紹介されました。
社会福祉士 介護支援専門員

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